柔道 用語説明集

柔道でよく使われる用語をまとめました。検索バーに文字を入力すると、すべての表から該当する用語だけが表示されます。

基本動作・姿勢

用語読み方意味・解説
正座せいざ畳の上での正式な座り方。礼法の基本。
れい相手や道場に対して感謝と敬意を示す動作。
立礼 / 座礼りつれい / ざれい立って行う礼 / 座って行う礼。試合・練習の前後に行う。
構えかまえ組手を取る前の準備姿勢。自然体が基本。
組み手くみて相手の道着(袖・襟)を持つ動作。

試合・審判用語

用語読み方意味・解説
はじめはじめ試合や技の開始の合図。
まてまて技の中断の指示。手を前に突き出して示す。
それまでそれまで試合終了の合図。
一本いっぽん完全な勝ち。投げで相手を仰向けに制したり、抑え込み20秒、または関節技・絞め技で一本。
技ありわざあり一本には至らないが有効な投げ。2回で一本となる。
有効ゆうこう技あり未満の得点。2025年に復活。単独では勝敗は決まらない。
指導しどうルール違反や消極的な姿勢に対する警告。3回で反則負け。
反則負けはんそくまけ危険行為や禁止技での失格。

技の分類

用語読み方意味・解説
投技なげわざ相手を投げる技。背負投、体落、払腰など。
捨身技すてみわざ自分が倒れながら投げる技。巴投、山嵐など。
抑込技おさえこみわざ相手を畳に仰向けに押さえる技。20秒で一本。
関節技かんせつわざ相手の肘を極める技。腕挫十字固など。中学生以下は禁止。
絞技しめわざ相手の首を絞める技。中学生以下は禁止。
八方崩しはっぽうくずし相手のバランスを前後左右斜めの8方向に崩すこと。投げ技の基本原理。
手技てわざ手や腕の動きを主体とする投げ技。例:背負投、体落など。
腰技こしわざ自分の腰を支点に相手を投げる技。例:腰投、払腰など。
足技あしわざ足や脚で相手を刈る・払う・引っ掛ける投げ技。例:大外刈、足払など。

手技(てわざ)の代表技

技名読み方説明
背負投せおいなげ自分の背中に相手を乗せるようにして前方に投げる代表的な手技。
体落たいおとし自分の体をやや沈め、腕で相手を前方に落とす技。
一本背負投いっぽんぜおいなげ片腕で相手の腕を抱えて投げる背負投。

腰技(こしわざ)の代表技

技名読み方説明
腰投こしなげ自分の腰に相手を乗せるようにして後方に投げる基本技。
払腰はらいごし腰を支点に足を払って投げる代表的な腰技。
浮腰うきごし軽く腰を当てて前に回転させる投げ技。
大腰おおごし腰を深く差し入れて相手を正面に大きく投げ飛ばす豪快な腰技。
内股うちまた相手の内股に自分の太ももを差し入れ、腰を使って前に投げる技

足技(あしわざ)の代表技

技名読み方説明
大外刈おおそとがり自分の足で相手の足を外側から大きく刈って投げる技。
小外刈こそとがり相手の足を外側から小さく刈って投げる技。
大内刈おおうちがり相手の足を内側から大きく刈って投げる技。
足払あしはらい相手の動きに合わせて足首を払って崩しながら投げる技。
出足払であしはらい相手が一歩踏み出した足を払って崩す技。

禁止技・注意技(安全ルール)

用語読み方意味・解説
逆背負投ぎゃくせおいなげ頭を畳につけて投げる背負投。カデ以下は禁止。
ユージングヘッドゆーじんぐへっど投げる際に頭を先につける動作。安全のため禁止。
飛び十字固めとびじゅうじがため飛びついて腕を極める技。中高生以下は待て+指導。
カニ挟みかにはさみ両足で相手の足を挟んで倒す技。全クラスで反則負け。
足取りあしどり両足または片足を直接手で取る技。基本的に禁止。*足の付け根までは〇。

道場・練習関連

用語読み方意味・解説
たたみ柔道を行う床。安全のためクッション性あり。
道着どうぎ柔道衣。上衣・下衣・帯で構成される。
白帯 / 黒帯しろおび / くろおび初心者は白帯、有段者は黒帯。色で段級位を表す。
打込うちこみ投技の形を繰り返す練習。スピード・精度を磨く。
乱取らんどり試合形式の自由稽古。投げ合いを行う練習。